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2014.01.12

社員が語る、薬剤師のキャリアアップ – 松永裕理先輩の場合

ファイル2 松永裕理先輩の場合
あけぼの社員たちが語る、薬剤師のキャリアアップのカタチとは? 松永裕理先輩の場合

松永 裕理
1967年東京生まれ。製薬会社に入社。合成研究部門に配属されるが、人と接する仕事が天職だと気づき薬剤師に転身。多様な専門の門前薬局を体験し、2013年1月からあけぼの薬局勤務

- 最初は製薬会社にいらっしゃったそうですね。

松永 祖母に「薬剤師が向いている」と言われて薬学部に進学しましたが、ありきたりの薬剤師にはなりたくないし、広い視野も獲得したいと思いました。そのうえで「製薬会社は研修にお金をかける」と聞いて、まず製薬会社に入ったのです。

そこでは、ゲームやグループワークをすることで、チームワークの大切さを自ずと悟りました。この時学んだことが、私の社会人としての基本になっています。

- 研究員から薬剤師に転身したきっかけは?

松永 合成研究部門に配属され、それなりに仕事は楽しかったのですが、ある時、購買担当の方に「研究所が高額な試薬ばかりを使う理由」を説明する機会がありました。試薬の価格は、研究所と購買部の長年の対立の種でした。

しかし、薬の合成の手順、そこで試薬が果たす役割、安い試薬と高額な試薬の精度の違い、精度が低い試薬の問題点と発生する損失など、文系の方が理解できるように説明したことで理解を得られ、購買部との関係がスムーズになったのです。

この経験を通じて説明したり、提案したりする楽しさを知ってしまいました。「自分は研究所でもくもくと仕事をするよりも、人と接する仕事の方が合っている」。そう思って薬剤師への転身を決意したわけです。

- どんな薬剤師を目指したのですか?

松永 自分が考える理想の薬剤師、「薬に関する深い知識をもち、現場の問題解決能力に長けている人」になることです。

- 目標を達成するためのキャリアプランは、どのようにたてたのですか?

松永 女性は出産、子育て、介護などでキャリアが中断される可能性が高いので、残念ながらじっくりキャリアアップを図る余裕はありません。そこで、短時間で効率よくキャリアアップを果たせる方法を常に考え実践してきました。

- どうやれば短時間でキャリアアップを図れるのですか?

松永 薬に関する知識を得るための早道は、様々な門前薬局を経験すること。たとえば総合の門前薬局では非常に幅広い知識が求められます。一方、専門病院の門前薬局では狭いけれども深い知識が求められるので、知識量は飛躍的にのびます。そこで、総合、整形外科、精神科、泌尿器科、耳鼻科、眼科など転職しながら経験を広げていきました。

- だから沢山の薬局を経験しているのですね。

松永 実は失敗した転職先も含まれています(笑)。「管理薬剤師募集」と銘打っているのに、実際はポストがないといった薬局は少なくありませんからね。引っかかる都度、やめれば転職回数が増えて長続きしない人だと思われますが、すべてが違う科であれば、逆に経験豊富だと評価されます。違う科の門前にこだわった転職は、キャリアを守る保険にもなるわけです。

- 新しい職場で効率的に仕事を覚えるコツは?

松永 転職を繰り返すだけで知識が増えるわけではないし、多くの場合、中途社員に仕事など教えてくれません。できて当たり前ですからね。ですから、ひたすら先輩たちを観察してワザを盗みました。先輩たちが忙しそうな時を狙って声をかけるのがコツ。高い確率で手伝えるからです。それを繰り返して手順をマスターすれば、先輩たちもラクだから、次第に優先的に声がかかるようになります。こうやって技術や知識を蓄積しました。

- どんな時にキャリアアップを実感しましたか?

松永 課題を解決できた時でしょうか。たとえば、はじめてキャリアアップを実感したのは、中堅の薬局で機能推進委員に任命され、課題解決に成功した時ですね。その店は、たたき上げの1番頭、2番頭がいるような年功序列の店で、若い薬剤師は手足のように使われるだけ。成長できないし、やりがいもないので、若手は辞めてしまいます。ですから、店の近代化を図るという課題を与えられ、キャリアプランの見える化などを導入したのです。

- 他には、どんな課題解決をしてきたのですか?

松永 大手の薬局チェーン店にいた時は、本部でも無理だと言われた「施設基準」を通すことに成功しました。管理薬剤師になった店では、「ミスの軽減」「人員の効率的な配置」など23項目の改善を手がけました。研究所時代からのクセで、解決できないと、なにか気持ち悪いんですよね。

- あけぼのに転職したきっかけは、何ですか?

松永 薬剤師としての知識と経験は十分に積んだし、管理薬剤師も経験しました。次に目指すのはエリアマネージャーだと新たな目標をたてた時に、出会ったのがエリアマネージャー候補を募集していたあけぼのだったのです。現在は、ヘルプとして10店舗くらい回っています。その都度、気になったところはメモ。改善案を勝手に考えています。

- 最後に後輩たちに応援の言葉をお願いします

松永 誰にでも必ず得意なことや長所があるものです。薬学に関係ないと思わないで、それを極めると他も上がっていきます。それを見つけるために、皆さんがんばっていると思いますが、時には、なかなかみつからないこともあります。悩んだ時には気軽に相談してください。解決策を探るのは一種の趣味なので、ご遠慮なく(笑)。


 

 

 

 

 

 

 

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