消費税増税に負けない、セブン&アイ・ホールディングスの手法に学ぶ。

4月に入り、消費税8%と、さらに調剤薬局では報酬改定が現実のものとなりました。

個人的には言われていたほどの混乱は起きていないと感じていますが、見極めにはもう少し時間が掛かりそうです。

会社周辺で食事に行くと、一新されたメニューが置かれている店は多く、大抵先月より3%以上値上げしています。

この増税を機に値上げに踏み切った企業は多いと聞きます。

理由の一つに、足元の景気が回復してきていることが考えられますが、同じものや同じサービスであれば、安いに越したことはありません。

そこでセブン&アイ・ホールディングスでは、付加価値の高い自社ブランド商品の投入と共に値上げをはかったそうです。

まだ4月ですので、どんな結果が出るかわかりませんが、価値と価格が見合っているとお客様に感じていただけることが大切なのだと思います。

調剤薬局でも同じことが言えるのではないでしょうか。

今回の報酬改定で、サービスを提供する薬局とそうでない薬局では大きな差が付くようになりました。

別の言い方をすれば、サービスを提供できない薬局は生き残れない仕組みになっています。

私たちは、患者様から、薬剤料と共に、技術料を頂いています。

その技術料を高いと感じられるか安いと感じられるかは、薬剤師が提供したサービスに係ってくるのではないでしょうか。

「この薬剤師さんから薬をもらえてよかった」

患者様にそんな風に思ってもらうことこそが、その薬局が勝ち残る唯一の方法と言っても過言ではない時代に入っていると感じています。